犬の腎不全
犬の腎不全


長年連れ添った愛犬、愛猫が腎不全で体調をくずしてしまうのは、飼い主にとって本当につらいことです。腎不全は、症状が重くならないと、あまり気が付きにくいといわれています。
また発病後はなかなか完治しにくい病気ですので、普段から詳しい知識を身に付けておき、ペットの健康に十分配慮するように心がけましょう!

慢性腎不全の病態

病期は第1期〜第4期に分けられる。

・第1期(腎予備能減少期)
GFR(糸球体濾過値)が正常〜50%の間に減少した時期であるが、生体の恒常性はほぼ正常に維持されており、無症状である。

・第2期(代償性腎不全期)
GFRが、50〜30%に低下し尿濃縮機能の低下、軽度の高窒素血症、軽度の貧血を認める。

・第3期(腎不全期、非代償期)
GFRが30〜5%に低下し、高窒素血症、等張尿、夜間尿、代謝性アシドーシス、低Ca血症、高P血症、低Na血症などが認められる(糸球体濾過量が30ml/分以下に低下した状態が続くものを言う)。

・第4期(尿毒症期、末期腎不全)
GFRが5%以下となり、多彩な症状(尿毒症症状)が出現し、放置すれば死に至る。





Copyright(c) 犬の腎不全 All Rights Reserved.